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雑記。BL / 同人要素時々あり。在外なのでいろいろとズレてる点はご容赦ください。なお、コメント投稿はできませんのでご留意ください。
2025/08/27  [PR]
 

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 雑記

おかげさまでだいぶ熱も引き、週末は募金活動してきました。
声がでなかったので、パフォーマンスだけで参加^^

メッセージ及び拍手、ありがとうございます。
おかげさまで回復まであと少し。
体調が整い次第、元のサイト活動に戻ります。
まずは一恋が書きたいの!


つづきから、サイト活動とはまったく関係ないのですが、
少し、北欧における日本に対する募金活動について書かせてください。
みんな、できることをと本当にがんばってます。けれど海外での募金活動にはジレンマがあります。その辺りを、知っていただけたらと思います。




北欧全体が動いてます。
デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、各国の各地で、現地在住の日本人たちが、留学生たちが、現地の人々が動いてます。大きなうねりです。行動母体は、有志が立ち上げた団体で、先週末、今週末と各市町村で募金活動を行っています。日本人会や大使館などの既製の大きな団体を母体としておらず、しかも法の制限も大きいため、募金活動の立ち上げは気軽にできるものではありません。それでも皆、足掻き、その結果、ようやくこぎつけた募金活動です。

普段、日本人と言うのは移民に混じり、現地に溶け込んで静かに暮らしています。その人たちがいっせいに表に出てきたんです。人が中心になって作られた輪が現実とインターネット上で交差し、情報交換し、さらに大きく広がっていく。そんな現象をリアルで目にしたのは初めてでした。

象徴は折鶴です。
申し合わせることなく、どの団体も鶴を折り始め、募金のお礼として渡したり、あるいは寄付をお願いする紙と一緒に配ったり、折り紙教室などのイベントを通じて募金をお願いしたりしています。遠い地から何かできることをの願いをこめて。

ここの国々の人たちも、とても日本を思ってくれています。街角でも、新聞やテレビで目にした日本の状況に涙を流す人々もいます。日本に留学していて、親に呼び戻された学生たちの多くは、また日本に帰りたいんだと機会をうかがっています。

私も先日、あの震災が起こった4日後、友人たちと一緒に募金グループを作り、先週、今週と募金活動を行いました。もちろん金額的には少しの助けにしかなりません。
けれど、この未曾有の大災害、援助が本当に必要なのだということを訴える一端にはなれると思うのです。
というのも、日本と言う国が世界に誇る経済大国だということで、果たして援助が必要なのかという疑問が常に投げつけられるからです。だから声を上げ続けていないといけない。この未曾有の大災害からの回復には長い時間が掛かるでしょう。遠い国だということ、地震も津波もない地に住んでいるということ、それに日本は経済大国だということ。人々はすぐに忘れようとするでしょう。現に今も焦点は原発問題です。これだけは自分たちも他人事と言っていられないから。

だからこの地に住む日本人の私たちが、声を上げなければいけない。
これが私たちの結論です。
援助の必要を、災害の酷さを、伝え続けなければいけない。風化させてはいけない。その点について、異論は無い。けれど一方で、募金活動には倫理的な問題が起こるんです。
私たちが表に立って募金運動をすると、親日感情、災害の大きさ、先進国で起こった事故などのファクタに影響され、たくさんの額を募金していただけます。すると他の活動の方が霞んでしまい、そちらに募金がいかないのです。私たちは日本を助けて欲しい。けれど、シリアやハイチやチリや、あるいは国内にさえも、助けの手を必要としている人はいくらでもいるのです。

今は大きなうねりです。
ですが今後、海外での募金活動、特に大規模な募金活動は影を潜めていくと思います。現在、赤十字社なども現在は日本のみに向けた振込み窓口を作っていますが、もう少しすれば、世界の災害に対する援助の一環という形に戻っていくとのことでした。けれど、立ち上がった人たちは、どうやったら日本の援助を続けられるか、まだまだ考えています。行動し続けています。著名人でもなく、財力があるわけでもなく、ただの一般人の私たちが、どうやって援助活動を続けていけるか。どういう形になるのか。それはまだまだ分からないけど、募金をお願いするだけではなく、日常に溶け込み、何かをお返しできる形で、長く続けて行きたいと思ってます。


本来のサイト活動とは全く関係のない分野の話ではありますが、海外の日本人たちが何をしているか、どう感じてどれだけ動いているか、これからもマスコミには出てこないであろう話なので、知っていただきたいな、と思って書きました。
不愉快なお気持ちにさせてしまったのなら申し訳ありません。

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